乙女の思いこみはうぐいす色 2008年 冬

eikoplancton2008-12-15

私の友達で、なんともかわいらしい人がいる。その名前はア◯コ。

最近お互い忙しくて、一つのメールにいくつかの用件を書くことが多い。

先週木曜日くらいに、彼女から『ツアーお帰り』という内容と、『漢方薬どうだった?』と書かれたメールがやってきた。

私は、『ただいま』と、今日もライブだということを書き、そのあとに漢方薬の答えとして、『キヨーレオビンはいいよ』と答えた。

そしたら彼女から、週末の予定と、『なんとかピンみたかったな』という返事がやってきた。

私はなんか勘違いしてると思ったが、メールでわざわざ『なんとかピン』についてやりとりすることもないかと思い、ま、いっか、とパタンと携帯を閉じた。

それから何日か過ぎ、ついさっき電話が彼女からかかってきた。

最初の内容は、行きたいライブに行けてないということを嘆くものだった。

でも、何かに打ち込んでいる時は仕方がない。彼女は今凄く頑張っている。仕事と音楽の両立は、なかなか大変だ。

だから、体に気を付けなきゃね、という話になった。風邪をひかない為には、やっぱりキヨーレオピンかなと思い、

『ア◯コさん忙しいならキヨーレオピン買っとくよ。』といった。

ア◯コさん『えーほんとに?!!!うれしい!!!』

『うん、買っとくよ』

『えー!!うそー!ほんとに!!』

なんか、地味な事話しているはずなのに、やたら高いテンション。

『うん、取り扱ってる薬局知ってるから』と私がいったところで、彼女は黙ってしまった。

『今までずっと勘違いしていた』と低い声でいうのだ。

なんと彼女は明日私がでるチェコ祭りの対バンのアーティストの名前が「キヨーレオピン』だと思っていたのである。

それだけではない。

チェコ在住の、角刈りの、うぐいす色のセーターを着た、中国人ベーシストというかなり的を絞った思い込みだったのだ。

その私がおすすめする『キヨーレオピン』というアーティストのCDを私が買っとくと言ったと思い、大喜びしていたのだ。。。なんて好奇心旺盛なんだ。

知らんよそんなやつ!!

でもそんなに妄想を膨らませてしまった私が悪いので、『新鋭の鬼才ベーシスト、キヨーレオピンの待望のデビューアルバム』をでっちあげなくてはならない。

あした、いや、あさって、いや、来年、今すぐ取りかかろう。

ということで、あした、うぐいす色(写真)のセーターを来た、角刈りの方には、あ◯コさんの生写真をあげますので、かわりにちょっと写真とらせてください。



08年12月16日(火)秋葉原CLUB GOODMAN「Music Arts [Czech-Japan] 2008 day4」

出演:石橋英子×タカダアキコ(dance)

open 18:30 start 19:00 

前売/予約\2500 当日\2800 ドリンク別

共演:

Psi Vojaci, ●Psi Vojaci http://www.myspace.com/psivojaci

プラハの春」以降、共産党支配下チェコで地下活動を行い続け、現在でもチェコロック界を代表するバンドであるPsi Vojaciは、ピアニストFilip Topolが率いる、ドラム、ベースのトリオ。ピアノをフロントに置いた静かなるエネルギーで、完成度の高いピアノ・ロック・サウンドを聴かせる。

 

Quikion(十時由紀子:vo, concertina, harmonium, etc / 小熊英二:g, bouzouki, etc / 佐々木絵美:accordion, glockenspiel, per, etc)



問)CLUB GOODMAN